水ってなあに?
アイルってなんだ?What’s Water? What’s AIR?
気体の水蒸気、液体の水、固体の氷。
同じ水でも目に見えなかったり、手でつかめたりつかめなかったり。
よく考えると不思議な「水」の性質。
Ilustration: HIKARI SHIMAMURA
第3回
水が氷、水蒸気と
姿を変えるときには…
0~99.974°C
水は温度や環境によって気体・液体・固体の3つの姿に変わります。私たちが日ごろ大気から受けている気圧(大気圧)は1気圧。1気圧のところでは0〜100℃未満(厳密には99.974℃)の温度なら水は液体として存在します。
0°C
水は温度が0℃以下になると固まって氷という固体になります。水が0℃になると瞬時に凍るわけではなく徐々に凍り始めます。周囲の温度が氷点下でも水が凍っている間は0℃のまま。水が全部氷になると周囲の温度に応じて氷の温度はどんどん下がっていきます。
99.974°C
100℃(厳密には99.974℃)になると「沸騰」して、気体になります。ただし、100℃にならなくても水は気体になります。そう「蒸発」です。コップに水を入れたまま置いておくと水が少なくなったり、洗濯物を干すと乾くのは水が空気中に蒸発するからです。温度が高く、空気が乾いているほうが蒸発しやすくなります。
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