水って
なあに?

アイルって
なんだ?What’s Water? What’s AIR?

私たちの
命に、生活に必要な水のこと。
まだまだ知らないことだらけの
「水」について、
さまざまな角度から見てみましょう。

llustration: HIKARI SHIMAMURA

第1回
水を分子サイズから見てみると…

#001/2023/04/07
0.38nm

酸素原子(O)1つに2つの水素原子(H)がくっいているのが水分子 H2O。サイズはわずか 0.38nm(ナノメートル)といわれています。この H2O がたくさん結びついて水になります。

100nm

新型コロナやインフルエンザなどのウィルスのサイズは、約 0.1μm(マイクロメートル)。ナノメートルにすると 100nm で、とても小さく細胞を持たないため、単独では生存できず生物の細胞内で増殖して侵入を続けます。

30,000nm

花粉は、10〜100μm(マイクロメートル)と植物によって異なりますが、花粉症の原因になるスギ花粉は約 30μm(マイクロメートル)、ブタクサ花粉は約 20μm(マイクロメートル)と花粉の中でも小さいサイズ。1μm(マイクロメートル)は 1000nm(ナノメートル)なので、30μm(マイクロメートル)をナノメートルにすると 30,000nm になります。

0.38nm(ナノメートル)のサイズの水分子を1とした場合、ウィルスはその 263 倍、花粉はなんと8万倍の大きさということになります。数字が膨大でなんだかよくわからない比較になってしまいましたが、目に見えない世界でもいろいろとすごいことが起こっているようです。ちなみに、肉眼で見える大きさは人間の髪の毛の 0.1mm (ミリメートル)程度といわれています(ナノメートルにすると 10 万 nm)。

1mm(ミリメートル)=1,000μm(マイクロメートル)=1,000,000nm(ナノメートル)
1μm(マイクロメートル)=1,000nm(ナノメートル)

お詫びと訂正 2024/10/7
上記本文中に誤りがありましたので、下記の通り訂正いたします。読者のみなさまならびに、関係者のみなさまにご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

誤:1mm(ミリメートル)=1,000μm(マイクロメートル)=100,000nm(ナノメートル)
正:1mm(ミリメートル)=1,000μm(マイクロメートル)=1,000,000nm(ナノメートル)

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