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2021.08.01

8月1日は水の日です
Water Day in Japan

8月1日が水の日で、7日までの1週間は水の週間。この時期は、年間を通じて水の使用量が多く、水についての関心が高まるということで2014年に制定されました。


私たちに必要不可欠な水資源には限りがあって、水の貴重さや水資源開発の重要性についてもっと関心と理解を深めてほしいというのが制定の目的ですが、実は、この年、「水循環基本法」という法律が定められ、7月に施行されたことに由来しています。

この水循環基本法は、簡単にいうと、国民共有の貴重な財産である水の循環をより健全に回復させ、維持できるようにするために、水循環における施策を総合的にとらえて推進しようという法律です。

それまで、水資源については国土交通省、上水道は厚生労働省、水質等は環境省といった具合に、省ごとに分かれて水の管理や施策が行われていたため、全体としてとらえられてないのではと指摘されていました。水は山や森から海へと流れつながっているのですから、山や森、田畑、人々の水の利用の仕方、海の環境など総合的にとらえることは非常に重要なことです。

水は水蒸気として大気を移動して、雨や雪となって地表に降り、川を流れ、地下に浸透し、海へと流れるという、水の循環が行われることで、私たちは継続的に水を得ることができています。でも、この循環の過程のどこかでバランスを崩すと循環がうまく行われなくなり、水を得ることができなくなります。

すでに地球上では水資源に恵まれている国とそうでない国という格差も出ています。以前、「飲み水は、地球上の水のわずか1.2%しかないという衝撃」の記事でも触れましたが、今後世界は深刻な水不足になると考えられています。また温暖化による気候変動などでも水循環は変化します。

水には恵まれているといわれる日本ですが、日本は海外から約60%の食料を輸入しており、それを水で換算すると約640億立方メートルもの量になり、食料を通じて私たちは世界各国から水を輸入していることになります。水は世界共通の財産なのです。

ちなみに世界水の日(World Water Day)は、3月22日。1993年、国連会議で定められています。

*日本の水の日のサイトはこちら