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研究者・専門家

  • 高知高等専門学校 ソーシャルデザイン工学科教授 長門研吉
高知工業高等専門学校
ソーシャルデザイン工学科教授
長門研吉
ながとけんきち 1961年生まれ
主な経歴
京都大学理学部卒業…1984
京都大学大学院理学研究科修士課程修了…1986
株式会社島津製作所入社…1986
高知高専機械工学科助手…1991
高知高専機械工学科助教授…1995
文部省在外研究員(米国国立大気研究センター)…1996
岡崎国立共同研究機構分子科学研究所流動研究員助教授…1998
高知高専機械工学科准教授…2000
高知高専機械工学科教授…2009
高知高専ソーシャルデザイン工学科教授…2016
学位
博士(理学)
専門
エアロゾル工学、大気電気学、大気化学、プラズマ工学
研究テーマ
大気イオンの分析、大気エアロゾルの生成機構および分析技術、大気圧プラズマを用いた応用技術
大気中の目に見えない水に思うこと
水は周囲に非常に反応しやすい性質があり、大気中のエアロゾルの生成にも大いに関わっています。今回、超微細な水粒子を計測することで、その水のサイズや分子の数などの推定はできましたが、「実際の姿」はまだ見えていません。さらなる研究で安定化のメカニズムが解明されれば、水の不思議な性質の一端が明らかになるのではないかと期待しています。
大切なこと、夢、趣味、エピソード、あれこれ
実践したい研究はたくさんあるのですが、高専なのでクラス担任も持っていますし、日々学校の授業や学生の教育のことが中心で、研究に費やせる時間は大学と比べて少ないのが実情です。ですので、できるだけ他の人が着目していないことに目を向けるようにしています。「大気中のイオン」を中心テーマに分野を特定しないで取り組むことで、とても面白い発見や出会いにつながっていると感じています。